講演+インタビューシリーズ『ライフスタイルを見る視点』
(座談会)連載25年を迎えて(1)家族と居住形態の変容

中田義成さん
恵比寿工匠代表取締役。分離発注プロジェクトに対する職人・専門工事業者の紹介・調整等に取り組んでいる。


(撮影)玉木興陽さん:今回の写真は全て写真家の玉木興陽さんが撮影したものです。



1. 4m×4mの家を再訪する
2. 二拠点生活・地方移住の広がり
3. 弱い個人と柔らかな絆
4. 脱家族と脱施設
5. リノベーションの台頭
6. ライフスタイルと住宅形式



1. 4m×4mの家を再訪する
松村:  連載「ライフスタイルとすまい・まち」は2002年に始まりました。今年度は、この25年間に何が変わり何が変わらなかったのかを語り合いたいと思います。その1回目は、連載初期の振り返りを兼ねて「4m×4mの家」(ライフスタイルを見る視点第11回)を再訪することにしました。
鈴木:  中田さんを取材したのは2003年です。独身者が安藤忠雄さん設計の4階建ての家に住んでいるということでした。その後ずっと独身でいると思い込んでいましたが、結婚されていたんですね。
中田:  この家で単身生活を2、3年送った後に結婚しまして、一番上の子供が中学生になる前までの14年間ほどは家族で住んでいました。その後、父親の具合が悪くなったりして三宮に引っ越しましたが、当時は打放しの壁に食パンマンやアンパンマンがクレヨンで描かれていました。安藤建築になんちゅうことするんやという話ですけど(一同爆笑)。
鈴木:  安藤さんは「2人くらいなら子供は3階に住める」と言っていたそうですが、そうした暮らしが実現したわけですね。




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