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| 中田: |
そうすると、結局は地縁に頼るということなんですかね。
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| 松村: |
地縁も柔らかな絆の一つでしょうね。田舎に移住すると、近所のおばあちゃんが野菜を持ってきてくれたりする。もはやスーパーの野菜を食べられなくなるくらい新鮮な野菜です。そのお返しに、パソコンの調子を見てあげたりする。地方移住がうまく行った場合は、そうした関係を築けているようです。
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| 中田: |
本当にそういう絆が社会的に広がっていくんですかね。子供が増える見通しがないまま、萎んでいくだけのような感じもしますけど。
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| 松村: |
どの程度まで広がるかは分かりませんが、芹沢俊介さんが指摘したように脱家族が進んでいることは確かでしょう(ライフスタイルを見る視点第3回)。芹沢さんは個別同居と呼んでいましたが、離婚した奥さんと現在の奥さんと3人で暮らしている方がいたりするそうです。
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| 鈴木: |
芹沢さんは、いずれ個別同居から個別別居になると書いていました。西川さんと共通する問題意識を感じます。
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| 松村: |
その一方で、施設で暮らす人も増えている。親御さんを亡くした子供たちや人生の最後を高齢者施設で送る人たちです。そうした施設はどんどん住宅に近づいていて、こちらでは脱施設が進んでいる。学生を見ていると、こうした考え方を既に受け入れています。毎年、団地再生支援協会が学生コンペを行っています。今年の最優秀賞がまさに脱施設と言えるものでした。内容としては高齢者の通所サービスですが、複数の空き家を利用して、「食」とか「読」とか特定の行為だけをそれぞれの建物で行うという提案です。10年前の学生からこうした案が出ることはまずありませんでしたが、現在は普通に出てきます。
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