トップページ 「まちと住まい」の実践事例 「住まい方の工夫」 指導案・活動案



 
 
(1)
和室の室内環境に関心を持ち、快適な和室を創ろうとする。 (生活への関心・意欲・態度)
(2)
和室を使う人のことを考えて、快適な室内環境を整える工夫をすることができる。(生活を創意工夫する力)
(3)
和室を安全で安心して過ごすことのできる快適な室内環境に整えることができる。(生活の技能)
(4)
和室のよさを理解し使う人のことを考えた快適な室内環境を見通しをもって考えることができる。
快適な室内環境にするために採光、照明、通風、換気、音への配慮が必要であることがわかる。
(生活の知識・理解)
 
 
学習活動
指導支援 [は評価の観点]

(1時間)
日本のすまい<畳>から和室のよさを見直そう!

学校の和室を見直そう!
和室のよさ
和室の使い方
和室のよさを見直すことから住み方の工夫を考えさせる。
畳の機能を理解させる。

和室に関心を持つことができる。
(関心・意欲・態度)
和室のよさを理解することができる。
(知識・理解)

(1時間)
和室を調べよう!

採光、照明、通風、換気、騒音を調べよう!
間取りや広さを調べよう!
和室の使い方を考えよう!
採光、照明、通風、換気、騒音を調べることを通して和室の室内環境を整えるための工夫に気づかせる。

和室を快適な室内環境にするために、採光、照明、通風、換気、音への配慮が必要であることがわかる。
(知識・理解)

(1時間)
学校の<和室マップ>を作ろう!

和室の使い方の問題点を見直そう!
使いやすい和室に変身させよう!
室内環境を整える
人を意識した快適な和室を創るときに必要なことを考えさせる。

快適な和室を考える時に使う人のことを考えて応じた工夫をすることができる。
(創意工夫)

(4時間)
<リメイク!和室>
みんなが使いやすい和室をつくろう!

「白玉団子でおもてなし」
〜1年生との会食〜

我が家の和室を見直そう!
実践し試してみることで今までの学習を振り返らせる。

安全で安心して過ごすことのできる和室を創ることができる。
(技能)

我が家の住まい方を見直す機会にさせる。


 
室を使う人のことを考えて、快適な室内環境を整える工夫をすることができる。(生活の創意工夫)
 
 
学習活動
指導支援 [は評価の観点]
1. 1年生が使っている和室の現状について知る。
休憩時間の和室の使い方の現状を知らせる。
和室の現状(利用頻度、使い方など)
和室の問題点の有無
2. 1年生の子どもたちの和室の使い方についての問題点や改善点を考える。
1年生の子どもたちにとって必要な和室の使い方を考えさせる。
和室の使い方の問題点を整理させ、どこをどのように改善していけばよいかに着目させる。

室内環境の整え方(EX:襖を取り除き、広く使う。障子を開けて採光を取り入れ室内を明るくする。靴を置く場所を決めて出入りしやすくする。襖で部屋を仕切り目的に応じて部屋の使い方を分ける。)を考えさせる。
和室の使い方のル−ル(和室での遊び方や時間、順番、場所など)を考えさせる。
3. 1年生が安全で安心して楽しく和室を使えるようにできるためのガイドブック「和室マップ」を作成する。

1年生だけでなく和室を使う人のことを考えるよう意識させる。
和室の室内環境を整えるための工夫を考えさせる。
採光、照明、通風、換気、音への配慮
広さや間取り
遊びの種類や遊び方
使い方のル−ル
安全性
ほっとできる居心地のよさ
4. 「和室マップ」で工夫した点を発表する。
工夫したところを焦点化して発表させる。
1年生の和室の使い方で何を問題点としてとらえ、どこをどう工夫し改善したかについて発表させる。

発表を聞く時に友だちの工夫点に着目するよう促す。
自分と同じところを取り上げた友達との共通点や相違点、工夫したところに気付かせる。
自分と異なるところを取り上げた友達の工夫したところに気付かせる。
友達の工夫したところを通して、快適な和室を考える時に生活者の視点が大切なことにも気付かせていく。

生活の創意工夫
A:
1年生だけでなく他の学年の子どもたちや和室を使う人のことを考えて、だれもが過ごしやすい快適な和室としての工夫がある。
B:
1年生のことを考えて過ごしやすい和室としての工夫がある。
C:
自分が過ごしやすい和室として考えているが、工夫は見られない。
5. 「和室マップ」を再度見直し、和室についての改善点が他にないかどうかを考える。
だれが使う生活空間であるか、どのように工夫すれば今よりもっと改善され快適な和室となるかについて考えさせる。
本時の学習を通して、自分が創った和室について改善点があるかどうかを再度見直しさせ、次回への学習課題を意識させる。