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鈴木: |
駅舎のシフォンケーキ屋として、どの様なコンセプトがあるのでしょうか。メニューを見ると「資本ケーキ」と書いてあったりしますが…。
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久永: |
エンターテインメントとしての駅というか、人を喜ばせるための駅を考えています。「資本(シフォン)ケーキ」という当て字は、ある友人がシフォンケーキは「久永屋の唯一の資本だ」と言ってくれたことに由来します。
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松村: |
駅舎でやっているのがいいですよね。人通りの多い都会でカフェを開くのとは大きな違いがあります。
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久永: |
自分では長陽駅を守っているという意識はなかったんですが、色々な縁を駅が繋いでくれています。駅に歴史があるので、熊本地震が起きた時はテレビなどが取り上げて下さいました。すると、長陽地区におじいちゃんやおばあちゃんがいらっしゃる方から「駅を守って頂いて本当にありがとう」といったお手紙を頂きましたし、「直接買いに行けないけど、注文するからケーキを送ってください」といったお手紙も頂きました。ちなみに駅舎の地震被害は、壁に少し亀裂が入った程度です。構造補強のおかげですが、ここは周囲より一段高くなっている場所なので、おそらく地盤が良いことも幸いしたようです。
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鈴木: |
景色がいいですよね。稲穂が実る季節は格別でしょうし、春になれば桜のトンネルが見られますよね。
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