講演+インタビューシリーズ『ライフスタイルを見る視点』


2.451ブックスの営業形態
根木:  2階へのアプローチを除けば、この建物の1階部分は住居になっています。このエリアは玉野市が分譲した埋立地なんです。都市計画上は市街化調整区域ですが、みなし住居地域になっていて、半分は住居じゃないとダメなんです。購入したのは26年前で、この付近の土地価格の半額くらいでした。僕が建物を設計しまして、当初は2階で妻と妹がカフェをしていました。ここに本の店舗を構えたのは11年前からになります。
鈴木:  ホームページを拝見すると、ネット販売もされていますよね。本の売れ行きは、ネットと実店舗でどんな割合ですか?
根木:  10年前は本がネットでとても売れた時代で、売上げの40%をネット販売が占めていました。今のネット販売は20%くらいで、お店の販売とカフェなどで行うイベント販売が売上げの大半を占めています。現在もアマゾンに出品はしていますが、誰でも出品できるので競争相手も増えて、僕たちの売上げは減っています。最近はメルカリもありますしね。
先月は本のイベントがたくさんあって、本の教室をたくさん開きました。といっても大学の先生のような講義ではなく、本の解説をするんです。僕がやっているのは「大人のための絵本講座」です。絵本というと、子供の物と思い込んでいる人がほとんどですが、大人が見ても楽しい物なので大人の女性が買っていくんですよ。





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