ライフスタイル考現行


(座談会)連載50回を迎えて

1.テーマの振り返り
2.「住宅」の隘路
3.「住宅」供給の現在
4.住み手という消費者?
5.生業(なりわい)と町
6.女性のもたらすリアリティ



1.テーマの振り返り
佐藤:  前回で「住まいをみる視点」が第50回を迎えました。これまで様々なテーマに沿った取材や講演会を行い、平均すると年間3つほどのコンテンツをアップしてきました。今回はプロデューサーのお二人に、これまでの連載をざっくばらんに振り返って頂きたいと思います。ちなみに、Web連載「ライフスタイルとすまい」が始まったのが2002年で、2010年には第24回までを収録した『住まいのりすとら』を出版しました。
松村:  2001年頃までの住宅生産団体連合会は、住宅月間というイベントを日本各地で開いていたんです。住宅月間のイベントはその後また開かれるようになったのですが、一度2002年から住宅月間をWeb展開することになり、5つの分野のプロデューサーが選ばれました。僕が「ライフスタイルとすまい」というテーマを依頼されたわけですが、正直こんなに続くとは思っていませんでした(笑い)。

「ライフスタイルとすまい」の年間テーマ一覧

年度年間テーマ
2002年ライフスタイルに関する思考
2003年ライフスタイルと住宅デザイン
2004年ライフスタイルに関わる社会問題
2005年つくる生活−DIYというライフスタイル
2006年21世紀の郊外とライフスタイル
2007年21世紀の都心居住とライフスタイル
2008年ライフスタイルを支える専門家・産業の新たな機能
2009年超100年住宅に住むライフスタイル
2010年まちに開くライフスタイル
2011年遊休ストックを暫定的に使って豊かに暮らし、働く
2012年ライフスタイルとしてのエコ
2013年20世紀型の成熟した住宅地に暮らす
2014年敢えて地方で暮らす
2015年ライフスタイルによる地方再生
2016年魅力的なまちに住む
2017年地域に店を開くという生き方
2018年まちを居心地良くする人々
2019年「私」と空き家の新しい関係



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