こま武蔵台 (埼玉県日高市) の再生に向けた取組
2) 大学生ヒヤリング
近隣大学学生 (城西大学現代政策学部1〜3年生) 6名に、主に居住用途で空き家を活用する可能性と課題をヒアリングしました。(2024年11月23日土曜日17:00〜18:00)
ヒアリングで得られた意見はつぎのようにまとめられます。
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学生向けの賃貸不動産情報がなく、学生の居住地としてそもそも選択肢に入っていないのが現状です。学生がすぐに郊外住宅地の空き家を活用した利用に結びつけるのは困難であると考えられます。
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空き家を活用するには、まず通学や飲食店の有無などの利便性が一定程度確保されている必要があるという意見が多数でしたが、家賃の低廉さなどメリットがあれば検討対象となるという意見もありました
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居住形態のうち大家さんとの同居やシェアハウスなど他人と住むことに対しては否定的な意見が多くありました。
以上から、空き家活用においては、こま武蔵台の比較的床面積の小さなテラスハウスの活用や、戸建てを2階のみを利用できるよう専用玄関や階段を取り付けるなどの工夫が必要と考えられます、
3) 空き家マッチングアプリに関する検討
空き家のマッチング支援プラットフォームとなるアプリケーションについて、賃貸、売買ともに対応するよう検討を進めています。
先述した交流会「ひだか暮らしこま暮らし」「お散歩しながら空き家内覧」のアンケートでは、マッチングアプリの使用についてもお尋ねしました。
「こま暮し」と「空き家内覧」の参加者では回答に大きく差が出ています。不特定多数が参加した「こま暮らし」で「使いたい」「使いたいが操作が不安」「使いたいがお互いの顔が見れず不安」が6名 (約16%) でした。利用の意向は一定程度あるものの、アンケートにおいてマッチングアプリの機能等の説明はなかったためと、参加者が「空き家内覧」と比べると高齢であり、貸し手側になりえる層であることから、このような結果になったと考えられます。
「空き家内覧」においてはイベントの特性上空き家の借り手側としての活用に興味があり参加者の年齢帯も40〜50代が中心であったため、アプリ利用へのハードルが低く「使いたい」8名という結果になったと考えられます。
◆空き家マッチングアプリの使用意向 (複数回答)◆
選択肢
こま暮らし
空き家内覧
使いたい
2 (5.3%)
8 (5.3%)
使いたいが操作が不安
1 (2.6%)
0 (0.0%)
使いたいがお互いの顔が見られず不安
3 (7.9%)
0 (0.0%)
使いたくない
1 (2.6%)
0 (0.0%)
わからない
8 (21.1%)
3 (5.3%)
その他
2 (5.3%)
1 (5.3%)
無回答
21 (55.3%)
0 (0.0%)
総計
38 (100.0%)
12 (100.0%)
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