(5) 空き家利活用スキーム構築
1) 空き家利活用意向に関するアンケート調査
- 住民交流会「ひだか暮らしこま暮らし」(前掲表の10番) では空き家利活用意向に関するアンケートを行いました。さらに2025年1月19日 (日曜日) には「お散歩しながら空き家内覧」(前掲表の12番) を実施し、ここでも空き家利活用意向に関するアンケートを行いました。
- 前述のように「こま暮らし」の参加者は40代から80代で一番多い層は70代でした。「空き家内覧」は少し若く、40代から60代でした。
空き家を「利用したい」又は「利用に興味がある」と答えた方の割合は、「こま暮らし」で27%、「空き家内覧」で33%と、両者ともにおよそ3割でした。興味がある方にどういう用途で利用したいですかとおたずねすると、両者ともに二地域居住・ショップ・カフェ・集会施設があげられました。
- 「こま暮らし」では貸し手としての意向 (自宅の空き家や空き空間の活用意向) についておたずねしましたが、活用の意向のある方は3件にとどまりました。空き空間の借り手側のニーズは一定程度ありますが、貸し手側の活用の意向は低く、需給にギャップがあると考えられます。その用途においても、借り手側ニーズとしてショップ・カフェ・集会施設が上位にありましたが、貸し手側の活用用途のうちそれらは1件のみでした。貸し手側は「近隣関係への配慮の必要性」や「住宅機能の延長での利用」を考えていると考えられます。