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鈴木: |
居住者の家族構成やお仕事に特徴はありますか?
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山田: |

家族構成はそれぞれ違います。私のところは夫婦のみですが、今回インタビューに協力して頂けることになった小林さんのところには2人のお子さんがいます。独身の方もいますし、ご夫婦のお母さんと同居する3人家族もいます。全員で10人ですからコミュニケーションはとり易い規模です。
職業も全て違いますが、皆さんフリーに近い立場です。私は東京の国立で設計事務所をしています。お隣さんは植物関係のコンサルタントをされています。小林さんのご主人は環境系のコンサルティング会社をされていて、川崎にも事務所があります。もうお一方はフリーの編集者です。
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佐藤: |
里山長屋の皆さんはパーマカルチャーの取り組みの中でも先端的な活動をされている方々になるのでしょうか?
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山田: |
こういう住宅を作った人はあまりいないと思います。でもパーマカルチャー的な暮らしを実践されている方はだんだん増えていますから、これからは特別な取り組みではなくて、多くの方がまねをしてほしいですね。
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鈴木: |
畑も作られていますね。パーマカルチャーと農業はセットになっているんですか。
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山田: |
ここでは共用の畑でなく各々好きなように育てています。パーマカルチャーというと、しばしば特殊な農法のように誤解されたりしますが、そういうわけではないんです。食物自給、エネルギー、着るものなど、生活の様々な側面を生態系に則って考えていこうという暮らし全体のデザインのようなものなんです。
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