岸本: |
シェア金沢では一から街を作りましたが(エリア型)、こちらでは既存の地域的資源の活用を考えています(タウン型)。取り組み全体を「B’sプロジェクト」と呼んでいますが、その拠点となるのが三草二木行善寺です。ちなみにB’sというプロジェクト名称には、佛子園のイニシャルと数珠玉(ビーズ)がかかっています。珠というのは、経典にある衣裏繋珠(えりけいじゅ)という言葉に由来しています。
三草二木行善寺やB’sの内容は、住みやすい街には何が必要なのか北安田町の地域住民と話し合いを重ねる中で生まれてきたものです。この地域には古くから住んでいる人もいれば最近になって住むようになった人もいます。また子供から高齢者まで、様々な世代が暮らしています。こうした様々な人たちの日々のコミュニケーションの場になるよう、三草二木行善寺には温泉や宴会場や野菜の直売所などが設けられました。そして、こうした場を仕事として支えるのが、近隣の住民であったり、障害のある人であったり、地域に貢献したいという認知症の高齢者であったりします。
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