台北〜新旧の混ざり合うまちなみ〜

◆台北

台北は台湾最大の都市として急速に発展していますが、歴史的な建物や古い街並が人々の生活の場や観光地として多く残り、新旧の混在する都市です。


台北の大きな通りでは、このように複数の建物が共同でアーケードを設けています。それぞれは別の建物にも関わらず、アーケードをそろえるだけで通りの一体感が出ています。


脇には沢山のバイクが列を為しているのも、台北では当たり前の風景でした。

アーケードの中を歩いていると、次々と店の看板が現れます。雨の多い台湾では、商店街を買い物して回るにはアーケードが非常に便利なのではないでしょうか。


◇油化街


台北市内で2番目に歴史を持つエリアで、台北の台所、台北のアメ横と言われる油化街。
20世紀の初頭から、台湾では日本政府による統治が行われましたが、台北唯一の商業エリア
として全国から漢方薬、乾物、お茶、布を扱う商店が集結しました。また「市区改正」計画に則り通りが拡張され、メインストリートの左右には、裕福な商人が回廊を伴う華麗なバロック建築を競って建てました。現在の油化街の美しい街並みは、この大正期に完成しました。


◇台北101


台北の観光名所でもある台北101は、竣工当初世界一の高さを誇る超高層ビルとして話題になりました。現在は世界二位の高さとなりますが、上層階からは台北の街並みを一望する事ができます。


台北101の周辺には現代的な建物が立ち並び、夜にはビル群の夜景も楽しむ事が出来ます。


◇台北の住まい

最後に紹介するのは、住宅街の裏道で出逢った不思議なまちなみ。
この高密度な住宅街で、増築によってどこまでが一つの建物かわからなくなっている様子です


今回紹介した以外にも、台北市内には様々な魅力あるまちが近い距離で存在しています。
一本道を入るだけで全然違った生活の一面を垣間見る事が出来る、街の表と裏の表情も面白いと思います。

(文責:矢野麻里子)