まちなみに配慮した住まいづくり
 −部位別提案手法マトリックス−
「外構・5.カーポート・自転車置場」

駐車スペースのほとんどがコンクリート舗装されたままであることから、殺風景な印象を感じる。
車のない時も想定し、まちなみに好印象を与える手法を考えたい。仕上材もさまざまであるし、緑化の方法も多く見られる。ゲートをつけるなど領域性を出すだけでなく、道路とは違う空間をつくり、好感のもてる住み手の配慮を感じさせる工夫が大切である。
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用語解説
期待できる効果で絞り込む:
I.安心
期待できる効果:I.安心・圧迫感を緩和する
具体的手法:透過性のある扉をつける
適用分類:−
改善レベル:改築レベル
坂の途中の角宅地。道路際の扉をグリルシャッターとしたことで通りへの印象がよい。門扉との構成も成功している
期待できる効果:I.安心・領域・プライバシーを確保する
具体的手法:ゲートをつける
適用分類:−
改善レベル:改築レベル
鋼製ゲートがカーポートの領域性を主張、心理的バリアをつくる

II.快適
期待できる効果:II.快適・隣家・通りへ配慮する
具体的手法:場所をつくる
適用分類:−
改善レベル:新築レベル
玄関脇に自転車置場を設ける。通りから心持ち隠すような配置に好感が持てる
期待できる効果:II.快適・調和した穏やかさを出す
具体的手法:ゲートをつける
適用分類:−
改善レベル:新築レベル
建物と一体型のゲート。床面の小舗石が描く曲線と明暗が奥行きを感じさせている
期待できる効果:II.快適・調和した穏やかさを出す
具体的手法:素材を工夫する
適用分類:−
改善レベル:改築レベル
コンクリートと石、曲線を描くタマリュウの目地
期待できる効果:II.快適・エコロジー(生き物との共生)
具体的手法:足元を緑化する
適用分類:−
改善レベル:改築レベル
舗装仕上げを避けて緑化ブロックを用いることにより、雨水処理、ヒートアイランドの改善に貢献



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