●まちなみ配慮のポイント |
町の中心市街地に位置し、もとは製材所の原木置き場として利用されていた土地である。敷地の4面のうち2面は道路、1面は用水路を隔てた隣地に接している為、直接の隣地は西面のみである。それぞれ銀行、郵便局、住宅、集合住宅が建ち、2〜3階建ての低層の建物に囲まれている。
元々この敷地が開けた場所にあった為、道路の交差する角は、以前の見通しを確保できるようオープンスペースとしている。南側の塀は敷地境界線からセットバックし白樫の生垣とするなど、敷地のボーダーラインに中間領域を設け、一般に開放している。その他ヤマボウシ、カクレミノといった樹木が四季の移り変わりを楽しませている。
街並みにゆとりのあるスペースを提供し、建物が建つ以前の脈絡に配慮すると共に材料・設備にサスティナブルな計画である。
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