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鈴木: |
NPOでは「あなごのねどこ」と「みはらし亭」という2つのゲストハウスを運営されていますよね。
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豊田: |
ゲストハウスを始めたのは、自分のバックパッカー経験に基づいています。若い子や外国人が尾道らしい生活を感じられる安い宿があったらいいなと思って、2012年にあなごのねどこをオープンしました。リピーターも多くて、滞在後にそのまま移住する方もいます。結果として、空き家バンクだけの頃に比べて、移住に対する窓口が広がりました。アットホームな宿泊を通して生活の実感が得られますし、ゲストハウスのスタッフが移住者なので、彼らの経験談を聞けることも移住に繋がっていると感じています。
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鈴木: |
2016年オープンのみはらし亭では、「ライターズ・イン・レジデンス」という催しを開いているようですね。
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豊田: |
尾道は文学の街ですが、活字離れは進む一方です。抜群の景色が眺められるみはらし亭に滞在すれば、旅館に投宿したかつての小説家のような気持ちなれるのではないかと思って企画しました。初回は告知期間が短かったのですが、俳句を書く女性や水墨画を書く方が滞在しました。現在、第2回を募集中でして、10人ほどが滞在する予定になっています。
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