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| 豊田： |
こちらが通称「尾道ガウディハウス」で、国の登録文化財の認定も受けました。1933年に和泉茂三郎という方が別邸として建て、1982年まではその方の親族が住んでいました。尾道では大正から昭和初期にかけて洋館付き住宅が流行りました。ガウディハウスにも洋室が付いていて、しかも屋根は海を望む屋上テラスになっています。もっとも、月日が経つにつれて陸屋根の防水が切れ、私が購入した2007年には雨漏りで内装の壁も剥がれていました。3年前に洋室の内装復元を決心しまして、現在は腐っていた柱や壁下地の取り換えまで完了しています。
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| 佐藤： |
陸屋根も復元されるのですか。
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| 豊田： |
雨漏りが怖いので、さすがに勾配屋根に変更します。建物の外に作業スペースを確保できないので、全ての作業を室内で行っています。そのため、現在の室内は埃まみれになっていますが、もう少しで洋室の改修も完了し、他の部屋も元通りなると思います。
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