郊外住宅地に関する研究が全国各地で進められ、課題は整理されつつありますが、一方で、実際に誰がどういうスキームで、持続性を確保しながら、プロジェクトデザインとマネジメントを担うのかは各地で模索されているのが現状と考えられます。「高齢社会とすまい・まち」プロデューサー小泉秀樹氏がメンバーの東京大学 先端科学技術研究センター 郊外住宅地再生社会連携研究部門 (郊外未来デザインラボ) では、3年間、郊外住宅団地再生について実践的な取組みについて検討してまいりました。今回のフォーラムでは、3年間の取り組みを総括しながら、①プロジェクト実施に対する合意形成やマネジメントの体制構築、②規制や行政の支援制度の活用、③事業スキームやビジネスモデルの確立などについての議論が行われました。