A:(株)マザアス社の設計思想としては、寝食分離の1DKタイプで、全室トイレ・浴室・キッチン・洗面・収納設備を備えており、生活が各住まいで完結することを基本と考えています。1DKであれば家族が訪問したときの寝場所の確保ができます。carna五反田では、1K 25m²タイプをつくっていますが、これは家賃との兼ね合いから、生活が各住まいで完結する要件をすべて整えた上で、寝食分離とはしなかったタイプです。一般的なワンルームマンションを高齢者向けにつくった住戸タイプになりますが、このタイプの住まいをつくったことの評価は、開設から5年後くらいに出てくるのかなと考えています。洗濯機パンを利用している入居者数は把握していませんが、この建物内に洗濯ができるところも一部ありますが、みなさん利用しておられると思います。ドラム式乾燥機を入れることの可能なスペースも設けています。
A:全室フラットで、介護者が車いすを押して通行できるよう、有効巾900mmを確保しています。浴室も介護者が入浴介護できるスペースとしています。入浴時の脱衣介助を、洗面室と廊下の間の戸を開けて行う設えにしています。水回りは介助しやすい寸法にすることが大事です。介護者が洗髪だけ行うことも想定し、洗面台にもシャワー水栓をつけました。
A:24時間常駐しています。これからのサービス付き高齢者向け住宅で必須の体制だと思います。緊急通報ボタンが寝室と浴室にあり、トイレには体感センサーをつけています。宿直職員と警備会社が、PHSで緊急時に連絡がとれるシステムもつくっています。
A:開設時は品川区内からの住み替えに入居者を限定するというきまりがあり、今年2月にオープンして1ヶ月では満室になりませんでしたが、3月に東京都内からの住み替えを認めるようにしたところ、すぐに全部屋契約となりました。
A:入居者の3分の2が女性です。入居者の要介護度は、当初想定していたよりも軽く、要介護でない方もおられます。併設する小規模多機能型居宅介護の利用者は2名です。
A:7〜8割は持ち家からの住み替えです。ただし、ご家族と持ち家で同居していたという方が多く、独り住まいの持ち家からの住み替えは、その2割程度だと思います。独りで住んでおられた持ち家が空き家になっても、住み替えから1年半から2年くらいの間は、戻り先の確保のためにそのままにしておられることが多く、我々が知らない間に処分されていたというケースになりがちなので留意していきたいと思います。
A:朝食に利用される方が多いですね。テーブルで皆と食事を取ることが苦手な人向けにカウンターを設けていますが、利用者はほとんどいません。クックチルド方式で食事を供給しています。
A:玄関は引き戸にしていますが、外廊下にすると、戸板下から冷気が入ることが冬場の問題として指摘されています。内廊下ではその問題はなく、快適です。防犯上も内廊下の方が安心です。災害時は、ベランダの非常扉を通して、避難する形にしています。非常扉は突き破る方式ではなく、ドアノブのプラスチックカバーを除ければ扉が開く方式です。
JR北海道とミサワホーム(株)、(株)マザアスの3者連携による事業です。
介護が必要な場合、自立者向け住宅からサービス付き高齢者向け住宅(要介護者向け住宅)への優先的な移り住みが可能です。 介護が必要な場合、自立者向け住宅からサービス付き高齢者向け住宅(要介護者向け住宅)への優先的な移り住みが可能です。
JR札幌駅から徒歩5分と、利便性の高い立地です。敷地内には、JR札幌総合病院があります。
24時間職員が常駐しています。連携する介護施設等とリアルタイムで連絡を取り合います。