山と海というセットでいえば、似た地形で有名なのは函館、長崎、神戸である。
どこも湾があり、海が穏やかなことからか、3つとも開港の地でもあり、そのおかげで古い洋館などが残り、尾道とはまた違った雰囲気のまちなみをもつが、どの地域も観光地としても魅力的なのが共通している。
また、フィルムコミッションも活発であり、活動実績については以下のURLを参照されたい。おそらく1つは観たことのある映画がみつかるのではないだろうか。
函館
長崎
神戸
多くの映画で共通する印象的な映画の背景としては、坂道、階段、水辺などがあげられるのではないだろうか。坂道と階段は上下の動きがでるのがその要因だと考えられる。
また、水辺は人が何か想いを馳せるシーンなどによく登場する。海にしろ、川にしろ、主人公がだまって立っていても、流れゆくものが背景にあると絵になるのではないだろうか。
自分の住む地域が映画の舞台となるならば、あなたらどこを選ぶだろう?
近所の豪邸?ブランコのある公園?活気のある商店街?
映画といっても、その設定や時代背景も様々である。
それぞれの映画がそれぞれの意図した雰囲気が出せるような地域を撮影地には選ぶだろう。
従って、どんな地域が良い背景となるかはいえない。
それぞれの地域で魅力ある場所を残し、アピールしていくことがフィルムコミッションのみならず、地域の魅力をアピールするのには必要なのではないだろうか。
(文責:中田早耶)