講演+インタビューシリーズ『ライフスタイルを見る視点』


1.福井綱吉さん「工務店が企画する暮らしのギャラリー」
4.「くらしの杜」の各種イベント
鈴木:  お客さんはどうやってKJ WORKSを知って来られるんでしょうか。
宮本:  雑誌やホームページを見て資料請求される方が多いですね。その後にこちらの「くらしの杜」へやって来て、住まいの学校やイベントに参加されながら相談が始まります。
鈴木:  「住まいの学校」と言うのは、産地見学ツアーのようなことですか?
福井:  そうしたイベントも企画していますが、住まいの学校の方は一般向けの家づくりレクチャーでして、これまでに7期開講しています。当社の事例紹介だけでなく、家づくりの心構えやお金にまつわることなどを5回に分けてお話ししています。もっとも受講後にお客さんになった方は、家を建てるときにトラブルが起こらないので、事前説明としての効果は高いですね。
宮本:  なんとなく漠然と参加される方が多いようですが、結果的に施主の2割くらいは住まいの学校の卒業生じゃないでしょうか。
鈴木:  「ぐっど楽暮」というダイレクトメールもありますが、配布対象はどなたですか。
宮本:  お客さんとKJ WORKSの家の住まい手さん、それから工事業者です。住まい手の記事を載せることで、住まい手とも付き合いがあることを次のお客さんに見せることができますし。
福井:  お客さんとの距離を縮めるという意味では美作の直売所やパン&カフェの効果は大きいですね。最近はパンを買うどさくさに紛れて事務所の様子を見て行かれます。このところ、何か仕掛けを考えて実行すると上手くいくことが多いですね。他にも「5年経った住まいを体感するバスツアー」を予定しています。これは1カ月ほど前に社員が言い出した企画です。これまでは何でも僕が立案していましたが、最近では社員のほうからアイディアが出るようになりました。



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