全国的に高齢社会が進行している中で、過疎化の進んだ雪国ではその傾向がより顕著になっています。特に高齢単身者世帯、高齢夫婦のみの世帯が増加しており、屋根の雪下ろしの負担の大きさや事故の危険性の増大などが問題となっています。 ここでは近年になって実施された「雪国における高齢社会型住環境整備」に関する調査研究から雪国における課題と解決策、今後の住宅のありかたについて紹介します。
<参考/引用した調査研究>
・安全で快適な雪国の高齢社会型住環境の形成方策調査報告書(平成14年3月、国土交通省都市・地域整備局) ・雪国におけるバリアフリー対策の推進による安全で快適な都市生活の実現に関するモデル調査報告書(平成16年3月、国土交通省住宅局) ・新潟県ユニバーサルデザイン住宅推進計画調査報告書(平成16年3月、新潟県土木部都市局建築住宅課)