まちなみに配慮した住まいづくり
 −部位別提案手法マトリックス−
「外構・7.境界領域と庭」-「II.快適・エコロジー(生き物との共生)」

隣地間、道路境界までのわずかな空間や旗竿状敷地など、暗く汚くなりやすい。しかし、活用しやすいようにつくりこむと違った場所とすることができる。
建物際は、植栽のスペースなどで演出すると、まちなみへの好影響を与える。特に庭的な空間のつくり方には個性が現われる。公共へ向けての緑は積極的にオープンにする手法とあまり意識的でない場合とがある。地域性や、周辺環境との兼ね合いもあるが、さまざまな工夫で通りへの表情をよくしたい。鳥や虫、植物、ペットとの生活などについても事例を挙げた。
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具体的手法
用語解説
オープンガーデンをつくる
 適用分類:−
改善レベル:改築レベル
一般的な意味でのオープンガーデンとはいえないが、市街地ではこのような緑を大切にしたい。竹の塀と石組みは庭の内部を意識したつくりになっており、枝の張った木々が風格を感じさせる


ペットの居場所を工夫する
 適用分類:−
改善レベル:改築レベル
犬の足洗い場を設ける。植栽への水遣りなど多目的な利用が可能。特に大型犬ではこのような配慮が欠かせない


鳥を呼ぶ仕掛けをつくる
 適用分類:−
改善レベル:DIYレベル
前庭に鳥の餌場を設けている。パーゴラと餌台、吊るした果実など簡単な仕掛けだが室内からも季節ごとに楽しめる
改善レベル:DIYレベル
鳥の餌場を狙う猫が干渉しなくなる、円満な解決方法のひとつ


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