まちなみに配慮した住まいづくり
 −部位別提案手法マトリックス−
「外構・7.境界領域と庭」-「II.快適・ゆとりをつくる」

隣地間、道路境界までのわずかな空間や旗竿状敷地など、暗く汚くなりやすい。しかし、活用しやすいようにつくりこむと違った場所とすることができる。
建物際は、植栽のスペースなどで演出すると、まちなみへの好影響を与える。特に庭的な空間のつくり方には個性が現われる。公共へ向けての緑は積極的にオープンにする手法とあまり意識的でない場合とがある。地域性や、周辺環境との兼ね合いもあるが、さまざまな工夫で通りへの表情をよくしたい。鳥や虫、植物、ペットとの生活などについても事例を挙げた。
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具体的手法
用語解説
中間領域の工夫をする
 適用分類:4W、6W
改善レベル:新築レベル
外壁と同じ仕上材の柱と塀、上部はフレームがあるだけだが居心地の良いテラスとなっている
改善レベル:新築レベル
隣棟間のスペースを共有のアプローチとして空間利用を図る。土地所有にも関係するので難しい面もあるが、狭小宅地の多い市街地では実現化が望まれる方法である

アプローチガーデンをつくる
 適用分類:−
改善レベル:改築レベル
道路側のスペースを楽しげにつくりこんでいる。建物開口部とのバランスもよい。緑が育つとアプローチ部分(門柱周り)とのつながりもよくなるだろう


ペットの居場所を工夫する
 適用分類:−
改善レベル:改築レベル
犬がそのまま中庭に入れる出入口をつける。近所を散歩する犬にとってもちょっとした休憩場所を提供することになりそう



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