まちなみに配慮した住まいづくり
 −部位別提案手法マトリックス−
「外構・2.囲い」-「II.快適・隣家・通りへ配慮する」

ブロック塀が閉鎖的で魅力ないまちなみをつくっていることは、従来から指摘されている。敷地を囲うものは美観や通風、安全性など多くの観点から、素材・形態の工夫がされる必要がある。「囲う」という心理的効果を満たしながら、通りに対しては穏やかでやわらかい印象を与えることが大切となる。生垣や植栽との組み合わせのほか、経年変化で風合いを増す自然素材も住み手がメンテナンスを楽しめる程度に外構素材として取り入れたい。
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具体的手法
用語解説
素材を工夫する
 適用分類:4W、6W
改善レベル:改築レベル
パンチングメタルの塀、門扉からこぼれる庭の緑
改善レベル:改築レベル
塀にスリガラスを採用して視線を遮りながら、通りに緑を映す。楽しげであるし、通りを明るくする効果もある

形態を工夫する
 適用分類:−
改善レベル:改築レベル
室外機や、メーター類の印象を和らげる特徴のある塀とプランター


装飾をつける
 適用分類:4W、6W
改善レベル:改築レベル
塀の一部を格子状の空きとし、植木鉢などを置けるようにする。風抜きともなり、閉塞感を緩和する


生垣により囲う
 適用分類:−
改善レベル:改築レベル
フラワーハンギングを取り付け、通りに向けて楽しさを演出した木柵 ※注:落下防止のための配慮が必要



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