まちなみに配慮した住まいづくり
 −部位別提案手法マトリックス−
「外構・7.境界領域と庭」-「III.楽しみ・住まい手の演出を促す」

隣地間、道路境界までのわずかな空間や旗竿状敷地など、暗く汚くなりやすい。しかし、活用しやすいようにつくりこむと違った場所とすることができる。
建物際は、植栽のスペースなどで演出すると、まちなみへの好影響を与える。特に庭的な空間のつくり方には個性が現われる。公共へ向けての緑は積極的にオープンにする手法とあまり意識的でない場合とがある。地域性や、周辺環境との兼ね合いもあるが、さまざまな工夫で通りへの表情をよくしたい。鳥や虫、植物、ペットとの生活などについても事例を挙げた。
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具体的手法
用語解説
中間領域の工夫をする
 適用分類:4W、6W
改善レベル:改築レベル
住宅前の遊歩道は桜の時期には花見客でにぎわう。そのためのベンチか、ちょっとした遊び心が楽しい
改善レベル:改築レベル
隣家との間の部分、木製の格子を設置して花などをハンギングしている。ちょうど玄関までの通路部分にあたり、楽しい工夫となっている

アプローチガーデンをつくる
 適用分類:−
改善レベル:新築レベル
ゆったりとした階段に沿って、季節の花々が美しい。建物側の中木もバランスがよい
改善レベル:新築レベル
ペイントされた木製の手摺壁が、高低差を利用して道路際の屋外空間を囲んでいる。アーチ型のゲートと共に通りに向けた植栽との構成が良い

ペットの居場所を工夫する
 適用分類:−
改善レベル:改築レベル
外を眺めることが好きな犬や猫の習性を活かし、退屈しない工夫



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