「へそ」空間とは、そのままでも成り立つ普通の間取りにプラスアルファで設けた、家族が集まる楽しい付加価値空間のことです。家の中で、家族がお互いの気配を感じるだけでなく、もっと積極的に家族のコミュニケーションを楽しんでもらいたいという想いを込めて、4つの「へそ」空間を提案しています。
(1)ステージのへそ
リビングに面した1階の「へそ」を一段高くすれば、普段の子供の遊び場であるだけでなく、家族の特別なイベントのステージとなります。子供の誕生会や節句のお祝い・クリスマスの飾りつけなど、四季折々のシーンで家族みんなのコミュニケーションの場として活躍します。
(2)土間のへそ
リビングに面した1階の「へそ」を土間にすれば、汚れを気にせず趣味や家族イベントができます。屋内と屋外をつなぐ空間で、自転車修理・ガーデニングといった趣味や餅つきなどのイベントをしたり、飼い犬や昆虫などの動物とのふれあいの場にも利用できます。
(3)キッズアルコーブのへそ
大きな吹抜けに面した2階の「へそ」を、1階からハシゴで上るロフトのような小空間にすれば、親子で共通の趣味を行う秘密の隠れ家として、子供だけでなく大人にとっても楽しい場所になります。子供でもスクエア窓から外部が眺められるので、外の景色や星空を眺めることも可能です。
(4)ライブラリーのへそ
リビングから2階へ上る階段を取り込んだ1・2階に連なる「へそ」に、壁面いっぱいの書棚や陳列棚と腰掛けがあれば、家族みんなのライブラリーとなります。蔵書やCDなどを収納するだけでなく、昔のおもちゃや自慢のコレクションを展示し、親から子へと思い出を受け継ぐことができる、家族の歴史資料館です。