リタイア後を具体的に意識し始めてから、夫婦で田舎暮らしのできる場所探しをはじめました。自治体にもいくつか問い合わせてみて、現地にも何度も足を運びました。そして、都会から田舎に移り住んだ先輩の話等も参考にして、海にも近く、医療機関もあり、生活基盤も比較的整った茨城県郊外の菜園付き1戸建てを購入しました。
購入にあたっては自宅を売却した資金を当てましたが、それでも半分残りましたので、いずれ、二人が介護が必要になったときのための資金として残しています。また、物価が安いうえに、自分で育てた野菜で食卓はにぎわっていますから、生活費は都会の半分もかかりません。日々の暮らしは年金で充分です。
いまの生活で何より気に入っているのは、畑作業をしながらふと見上げる空の大きさと空気のすがすがしさ。それに、山にしずむ大きな夕日と満点の星は、毎日見ていても、あきることがありません。
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