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2004年度は「高齢者の居住、暮らしの関する最新動向」をテーマに研究会を進めてきました。その最終回として、これまで田園都市沿線で様々な開発を手がけられた東急不動産(株)田苗創基氏を招き、高度成長期→成熟期→少子高齢期の移り変わりの中で、これまで、そしてこれからのシニア層向け住宅事業についてお話しを伺いました。 |
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■主 催 | 高齢社会研究会 |
■日 時 | 平成17年2月24日(木) 18時00分〜20時30分 |
■会 場 | 住宅生産団体連合会 会議室 |
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1.グランクレールをシニア住宅と呼ぶ意図とかかる費用は? あと、グランクレール比較的駅から遠く、グランケアは駅近の位置関係や立地に戦略はあるのか? |
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グランクレールは高齢者住宅財団よりシニア住宅の認定を受けた事業となっていて、終身利用権なのであくまで賃貸となっている。 立地を分けている狙いは土地が東急の土地ではなく同じ大地主の土地を事業定借で借りているということから結果こういう形となった。グランケアを駅近にしたのは、家族が頻繁に介護にやってくるから。夜遅く、朝早く、会社帰りとか。今までこうした施設は山奥が多かったが、多少高くても駅近の方が良いというニーズからこのような立地とした。 |
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2.グランクレール(健常型のシニア住宅)とグランケア(介護専用型)を単独で展開することはしないのか? 単独展開しない場合、その理由は? | ||
介護専用型だけならできるが、シニア住宅のみでは将来的に考えて展開できない。今後も基本的にセットでやっていく。 +500万円のオプション(シニア住宅から介護専用型へ移れる権利)はほぼ全員が利用した。 |
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3.かなりの金額を払っている事になるが、その金額はどこから? | ||
持ち家の売却資金が主となっている。 | ||
4.月々の支払いは? | ||
どういう収入があるのかまではわからない。実は、現在の持ち家を貸して収入を得て、その収入でランニングコストを支払うという方法を示したがあまり反応がなかった。 |
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5.住み替えるかどうか、という居住ニーズで50代〜60代は動きやすい年代というデータがあった。 |
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住み替えの受け皿としては3つ用意している。2つはグランクレールとグランケア、そしてエンプティネスターズを狙ったマンション。大規模マンションをシニアは望んでいない。 |
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6.田園都市線から住み替える人はもっと都心に住みたいと考えているか? | ||
奥様方は、本当は二子玉に住みたい。だけど高いし、今までのコミュニティも大切にしたい。人気としてはたまプラーザ、あざみ野。男性の方が都心回帰したい。 | ||
7.田苗さん自体は宮前区出身だが、親子の関係と居住地選択も含めて、団塊世代と団塊ジュニアそれぞれの世代の居住ニーズとしてはどうか?また1世代ではなく世代を連関させて考えた時どんな結びつきになるのか? | |
田園都市は、規制として二世帯住宅が建てられない地域が多い。しかし、近居の割合は高い。両世代共に住みやすい、近居しやすい環境なのだなと思う。沿線からは離れなくても、その場にずっと住んでいるという人は少ない。息子や娘は意外に戻ってきて、親は動いていたりする。 | |
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8.沿線によるキャラクターの違いはあるのか? 東横線沿いには二世帯が多く、土着性が強いように感じる。田園都市線には感じないのだが? | |
確かに、東横沿線は変わった街と言える。一番最初の田園都市であり、既に3世代目が住んでいるという面もある。 たまたま地価が高かったり容積率があったり二世帯住宅が建てやすい環境であったりと色々な要素がある。東横線の都心部はそういった理由で住み着いていると推測される。 |
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