◆チェンマイ基礎データ
位置: バンコクの北約700km
面積: 20,107ku
人口: 160,200人(2000年時)
気候:

11月〜2月が乾季、3月〜5月が暑季、6月〜10月が雨季の3つに大別できる。

昼間は暑くても概してさわやかで、夜間や乾季には上着が必要である。

 
バンコクから北約700kmに位置し、タイ北部最大の都市で、行政、経済、文化の中心地である。東はチャオプラヤー川の支流ピン川、西はタイの最高峰インタノンに囲まれた海抜約300mの盆地である。チェンマイ市は約700年の歴史があり、ランナータイ王国の王都として繁栄した。旧王都は四角形の城壁と堀を巡らせ、現在も城壁の一部や古い寺院が残されて、当時の様子を伺い知ることができる。山と川に囲まれた平坦な盆地は心地よい暑さを生み出し、色とりどりの緑や花が古都チェンマイをより美しく情緒溢れる都市へとしている。
旧王都の東側、ピン川との間は商業地区で近郊の農民や外国人観光客でにぎわう。西側は新たに開発された地域で、チェンマイ大学、チェンマイ空港などが立地する。市の周辺は肥沃な農業地域で、米、たばこ、豆などが栽培される。ほかに傘、紙などの工芸品や、銀細工、漆工芸、籐細工など伝統的な手工芸品も生産している。
チェンマイでは日本食レストランも多く、大きなスーパーでは日本米をはじめ味噌、醤油、野菜などあらゆる日本食材を手に入れることができる。日本語の本や新聞も販売し、衛星放送ではNHKが受信できるため、日本の情報には不自由しない。
このようにチェンマイでは日本での生活スタイルを大きく変えることなく豊かに暮らせ、風景や人種、文化にも共通する部分が多く、日本人にとってロングステイのしやすい環境があるといえる。