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自然環境の調査方法

まずは。4つの自然環境、@気象、A地象、B水象、C生き物の調査方法について解説します。

@気象
計画地周辺の気温、湿度、風向、日射量、降水量等の気象条件等を調査する必要があります。
これらに関するデータは、気象庁のホームページ(外部リンク・気象庁:http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php)で地方気象台のアメダスデータが公開されています。アメダスデータを活用して、下の様なグラフにまとめてみましょう。

年間気温グラフ
計画地に最も近い地点の気温について、過去3〜5年間の1年間の月毎の、最高、最低、平均気温を調べます。このようにグラフ化することにより、地域の1年間の温度変化が把握できます。温暖地であっても冬の寒さ対策を重視する必要がある場合もあるため、その際の判断材料として活用します。また、外気温の変動を基にした、エアコン等の冷暖房器具の設定温度の目安にもなります。

日照時間
計画地に最も近い地点の日照時間につて、過去3〜5年の1年間のデータを調べます。一年を通して、日照時間が長い地域であれば、太陽光を利用した、発電機器や暖房機器の利用が考えられます。また、夏の日照時間が長い場合は、日射遮蔽の取組みを考える必要があります。

降水量敷地周辺の降水量を確認します。

風向計画地に最も近い地点の風向・風速について、過去3〜5年の1年間の月毎のデータを調べます。 風向の状況を上の図の風配図とよばれるものにまとめます。風配図からその季節毎の風の特徴を読みときます。春、夏に風の吹く方向には開口部を設け、室内に風を取り入れる工夫を検討することができます。また、冬の風が強く吹き込む方向には、生垣等の植栽で閉じる工夫が、有効です



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